1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02680068
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
水谷 民雄 京都府立大学, 生活科学部 (30046461)
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Keywords | オイゲノ-ル / 肝毒性 / グルタチオン / 代謝的活性化 / ブチオニンスルフォキシイミン / マウス |
Research Abstract |
1.昨年度の研究では (1)食品添加物の一つであるオイゲノ-ルを,あらかじめグルタチオンの生合成阻害剤であるブチオニンスルフォキシイミン(BSO)を投与して組織のグルタチオンレベルを低下させたマウスに,オイゲノ-ルを経口投与すると激しい肝障害が発生すること (2)この肝障害の発現にはオイゲノ-ルの代謝的活性化反応が関与していること を明らかにした。 2.今年度の研究では,オイゲノ-ルの肝毒性発現に関与している活性代謝物の化学構造を明らかにする目的で,オイゲノ-ルおよびそれと化学構造の類似した4種類の化合物(メチルオイゲノ-ル,ジヒドロオイゲノ-ル,サフロ-ル,シャビベト-ル)について,グルタチオンレベルを低下させたマウスにおける肝毒性の強さを比較した。その結果 (1)肝毒性の発現に必要な構造上の条件は,ベンゼン環上の1,4位にフリ-の水酸基とアリ-ル基が配置されていることであると判明した。 (2)以上の結果から,オイゲノ-ルが酸化的な代謝反応によってキノンメチド型の活性代謝物を生成し,これが肝組織と共有結合を行うことによって肝毒性の発現にいたるとする代謝経路を推定した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Tamio Mizutani: "Hepatotoxicity of Eugenol in Mice Depleted of Glutathione by Treatment with DLーButhionine Sulfoximine" Res.Commun.Chem.Pathol.Pharmacol.71. 219-230 (1991)
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[Publications] Tamio Mizutani: "Hepatotoxicity of Eugenol and Related Compounds in Mice Depleted of Glutathione:Structural Requirements for Toxic Potency" Res.Commun.Chem.Pathol.Pharmacol.73. 87-95 (1991)