2003 Fiscal Year Annual Research Report
生態系炭素循環評価のためのクロロフィル、窒素分布のリモートセンシング手法の開発
Project/Area Number |
02F00126
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安岡 善文 東京大学, 生産技術研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BARUAH Pranab Jyoti 東京大学, 生産技術研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | リモートセンシング / 生態系モデル / 一次生産 / 富栄養湖 / 森林バイオマス / MODIS / LAI / Sim-CYCLE / 全球純一次生産 |
Research Abstract |
1.霞ヶ浦湖における一次生産を推定するため、生態系モデルにリモートセンシングデータを適用する手法を開発した。このモデルは、この種のものとしては初めてのもので、現地でのサンプリングを行わずに、富栄養湖における一次生産を推定することを可能とした。現在、この研究成果を国際ジャーナルへ投稿するための原稿を執筆中である。 2.全球純一次生産を推定するために、リモートセンシングデータを適用したSim-CYCLE炭素循環モデルの調整を行っている。主要気候パラメーターのセンシヴィティを検討し、モデルの整合性を維持することのできる手法が用いられている。モデル出力の検証を始めている。 3.ASTER/IKONOS画像を用い、チリのユーカリ林における森林バイオマスの推定の研究を行った。 4.インターネット上でのTerra/MODISデータ処理システムの開発を行った。バンコクAITの生データを自動処理するシステムを完成し、以後東京大学生産技術研究所で受信しているデータは毎日自動処理され、アーカイブされている。 5.現在生産技術研究所で受信していう様々なMODISプロダクトの開発を検討中である。Sim-CYCLEとMODISデータを使用し、月間純一次生産を推定する手法を開発中である。又、生産技術研究所で受信しているデータからMODIS-LAIを作製するために必要な、NDVIに基づいたLAIアルゴリズムの有用性についても検討中である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Baruah, P.J., Tamura, M., Yasuoka, Y.: "Collaborating remote sensing with historical limnolagical data to map primary productivity of an eutrophic lake"Proceeding of 23rd Asian Conference of Remote Sensing. (2002)
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[Publications] W.Takeuchi, T.Nemoto, P.J.Baruah, S.Ochi, Y.Yasuoka: "Development of Terra MODIS data pre-processing system on WWW"Proceeding of International symposium on remote sensing. (2002)
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[Publications] Kyotoh, H., Nakamura, R., Baruah, P.J.: "Incipient Oscillation of a sheet of falling water and the instability mechanisms"Journal of Hydroscience and Hydraulic Engineering. 20. 77-83 (2002)