2003 Fiscal Year Annual Research Report
各種ダニで共通に発現している蛋白質を用いた抗ダニワクチンの開発
Project/Area Number |
02F00230
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小沼 操 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DA Silva Itabajara Vaz Junior 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 抗ダニワクチン / フタトゲチマダニ / 有用生理活性物質 / 組み換え抗原 |
Research Abstract |
フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)唾液腺由来の全細胞DNAを調整する。それと同時に吸血刺激により誘導される分子を明らかにするため吸血前後のダニより唾液腺由来mRNAを抽出し、cDNAを調整した。これを用いてEST解析を行ない遺伝子断片のうちコンピューターサーチを行い、有用分子と思われる遺伝子については全塩基配列を解析した。次いで大腸菌ないしはバキュロウイルスで組み換え蛋白として発現させ、その生物活性を調べた。抗ダニワクチンとしての利用を考えておるため、特に注目してた分子はダニ唾液腺由来の血液凝固阻害分子と免疫抑制分子である。 その結果、H.longicornisのcalrecticulinならびにactin遺伝子を検出し、他のダニ(Boophilus microplus)のそれと比較した。加えてH.longicornis由来のGST-coding cDNAをPCR法で検出し、その生物活性を認めたため、論文に投稿したところである。
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Research Products
(1 results)