2003 Fiscal Year Annual Research Report
現代の日本都市における住居の物質文化についての研究
Project/Area Number |
02F00281
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
千田 稔 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DANIELS INGE MARIA 国際日本文化研究センター, 研究部, 外国人特別研究員
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Keywords | 日本の物質文化 / 住宅の内面 / 日常生活 / 文化人類学 / 消費社会 |
Research Abstract |
本研究は文化人類学的なアプローチを用いて、現代日本都市の住宅における物質文化を明らかにすることを目的とするため、前年度に引き続き、研究に協力していただけることの同意を得た、関西地方の都市において5ヶ月間フィールドワークを行った。 協力の同意を得た関西地方の様々な形態の住宅(アパート、マンション、寮、一軒家 計25軒)を訪問し、住んでいる方々(高齢者、学生、独身会社員、若い夫婦などなど)にインタビューを行うとともに、各家庭の内面的な物質文化(家具、飾り物、縁起物、贈り物など)の調査を行った。 また、同じく関西地方の都市において、協力の同意を得た5軒の方宅に同居し、家族の人間関係を含めた日本家庭の日常生活における物質文化を詳細に調査した。 この二種類のフィールドワークで得た資料をもとに、ここまでの研究成果をウィーンにおいて行われた消費社会についての国際会議において発表し、意見交換を行った。 その後、関西地方と他の地域との相違点を調査するため、国会図書館、東京大学図書館、住まいの図書館などにおいて文献資料調査を行ったのち、協力の同意を得た東京都内の住宅を訪問し、関西地方で行ったのと同様の調査を行うことができた。 得られた資料をもとに日本住宅における内面的なカタログを作成するため、住宅環境や家族構成の違い、関西地方と東京都内の相違点なども含めて分析を行っているところである。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Inge Maria Daniels: "Beckoning, Raking, Scooping Luck : luck, agency and the interrelationship between people and things in Japan"The Journal of the Royal Anthropological Institute. 9・4. 619-638 (2003)