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2002 Fiscal Year Annual Research Report

合成化合物による選択的スプライシングの制御

Research Project

Project/Area Number 02F00501
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

萩原 正敏  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) LECHWARD KATARZYNA ANNA  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 外国人特別研究員
KeywordshPRP4 / 特異的結合蛋白 / SRPK / Clk / 阻害剤
Research Abstract

pre-mRNAの選択的スプライシングは,多細胞生物がその多様性を生み出すために獲得した遺伝子発現制御プロセスであると考えられる.実際FTDP17など幾つかの神経変性疾患は選択的スプライシングの異常に起因することが判明しつつあり,選択的スプライシング制御機構は新しいドラッグターゲットとなりうる.SF2/ASFなどのSRタンパクはそのリン酸化状態により,スプライスゾームの形成と選択的スプライシングに重要な役割を果たしていると考えられているので、そのリン酸化酵素(SRPK1&2,Clk1〜4,hPRP4など)の阻害剤や活性化剤を創成できれば、基礎科学のみならず、臨床医学にも多大な貢献を期待できる。hPRP4がいかなる基質蛋白や調節蛋白と複合体を形成するのかを解明するため、hPRP4cDNAをタンデムタグ付き発現ベクターに組み込み、293細胞に導入した。薬剤マーカーによりhPRP4発現細胞株を樹立し、タンデムタグを利用して、hPRP4複合体を精製した。精製フラクションに、CBB染色で染まる数本のバンドを認め、hPRP4の特異的結合蛋白が精製できた。今後は質量分析などにより、これらのhPRP4結合蛋白の同定を進めて行く予定である。また、SRPKの結合蛋白も免疫沈降方により検索中である。SRPK1&2,Clk1〜4に関しては、その阻害活性を有する化合物の作用機序の解明を試みているところである。今後は、これらのリン酸化酵素群の基質蛋白や調節蛋白を同定し、阻害剤により引き起こされる現象から、そのリン酸化の生理的意義を解明する予定である。

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Published: 2004-03-26   Modified: 2016-04-21  

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