2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02F00655
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石上 英一 東京大学, 史料編さん所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AMBROS Barbara 東京大学, 史料編さん所, 日本学術振興会 外国人特別研究員(COE)
|
Keywords | 大山信仰 / 戸隠信仰 / 日本におけるアジア移民の宗教 / 日本史グロッサリー / 日本近世宗教史 |
Research Abstract |
1 日本近世社会史・宗教史の歴史用語・歴史語彙の翻訳基準の研究 1)前近代日本の史料遺産プロジェクト(中核的研究拠点形成プログラム)において、日本史グロッサリーデータベースの開発に参加した。また論文"Mountain of Great Prosperity"、ドイツ語日本史研究書、近世思想史関係英文研究書等のグロッサリーの選択、データベースへの入力などを行った。 2 近世社会史・宗教史の研究と関連史料の国際的情報化の研究 (1)史料調査及び現地調査 1)トロントでの学会報告とあわせて、米国・ハーヴァード大学等において相模大山信仰関連史料の調査を行った(11月)。 2)戸隠信仰を研究するために、「戸隠総合学術調査報告」「重要文化財戸隠神社本殿修理工事報告書」をはじめとする史・資料の収集を行った。 (2)日本宗教社会史の研究 1)大山信仰の研究 学位論文の近世相模大山の山岳信仰についての研究をさらに発展させるため、論文の補訂を行った。 2)戸隠信仰の研究 これまでの近世大山信仰研究の成果の上に新たに近世山岳信仰として重要な戸隠信仰の研究を開始した。 3)研究成果の報告 American Academy of Religionアメリカ宗教学会年次大会(カナダ・トロント、11月)において、大山信仰について、'Pilgrimage as Package Tour : Early Modern Pilgrimage Confraternitiesat Sagami Ooyama'を報告した。 4)近現代日本におけるアジア系移民の宗教の研究を新たに始めた。 5)研究成果の教材への編集 研究内容普及と教育用教材のために大山信仰の短編ドキュメンタリービデオを作成した。
|