2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02F00763
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小川 英光 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PETKOVA Kovacheva Ganka 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科・小川英光研究室, 外国人特別研究員
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Keywords | 教師付き学習 / 誤差逆伝搬法 / 射影学習 / 個別学習理論 / 学習族の理論 / SL射影学習 / 追加学習 / 能動学習 |
Research Abstract |
教師付き学習の研究は,従来,誤差逆伝搬法や射影学習など個々の学習に関するものが中心であった.しかし,学習の問題を深く理解していくためには,個別学習理論から,無限に多くの種類の学習を同時に扱う学習族の理論へと進む必要がある. 研究代表者のグループでは,SL射影学習という概念を導入することにより,無限種類の学習を含む学習族の理論を世界に先駆けて構築してきた.この理論により,標本点が固定されている場合には,記憶学習が時によって高い汎化能力を獲得できる理由等,多くの事柄を理論的に解明してきた.しかし,追加学習や能動学習のように,標本点が変化していく場合には,このSL射影学習の概念は必ずしも使いやすいものではなかった.本研究の目的は,標本点が変化していく場合にも有効な学習族の理論を構築していくことである. ところで,研究分担者のKovachevaは,本国でRBF networkと呼ばれる構造を持ったネットワークの研究に従事していた.そして,新しく効率的な学習法を開発するとともに,船舶のデイーゼルエンジンの故障診断という複雑な問題に応用していた.来日以来,この研究をより洗練させるとともに,それを追加学習に活用する研究を行い,アイルランド及びメキシコで開催された国際会議(ISICT 2003,WISICT 2004)で発表した。この研究は,RBF networkと呼ばれる無限種類のネットワークを考えながら,その中から,追加される訓練データに応じて最適なネットワークを構成していくものであり,学習族の問題の一つの具体例になっている. 今後は,このような具体例を参考にしながら,その本質を抽出した一般理論構築へと研究を進めていく予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] G.P.Kovacheva, H.Ogawa: "Radial basis function classifier for fault diagnostics"ISICT 2003, Int.Symp.on Information and Communication Technologies, Doublin, Ireland. 64-69 (2003)
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[Publications] C.P.Kovacheva, H.Ogawa: "Incremental learning method for RBF classifiers"WISICT 2004, Winter Int.Symp.on Information and Communication Technologies, Cancun, Maxico. 255-260 (2004)