2002 Fiscal Year Annual Research Report
鉄道のレール頭頂面に発生する波状磨耗の発生・成長のメカニズムに関する研究
Project/Area Number |
02F00786
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
須田 義大 東京大学, 国際・産学共同研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ZHANG Jiye 東京大学, 国際・産学共同研究センター, 外国人客員研究員
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Keywords | 接触力学 / 波状摩耗 / コルゲーション / 鉄道軌道 |
Research Abstract |
鉄道軌道の急曲線区間に発生する波状摩耗(コルゲーション>は、車輸とレールの間の微小なすべりと荷重変動の複合要因により、発生・成長すると考えられる。既に、いくつかの研究は実施されているが、詳細な発生・成長メカニズム、その数学モデル、根本的な対策は十分に明らかにされていない。本研究では、滑りを発生、制御できる2円筒試験機(コルゲーションシミュレータ)を用い、波状摩耗の発生・成長現象をリアルタイムに計測し、その発生・成長機構を解明するとともに、数学モデルの構築を図る。さらに、コルゲーションの根本的な対策として、車輸・レール間の摩擦制御について検討を加える。摩擦制御の手法としては、水潤滑、固体潤滑材、塗油などが考えられる。これらについてコルゲーションの成長機構に与える影響についても、実験的に明らかにし、防止手法を検討する。 本年度は、波状摩耗の検討のために、室内実験を主体として検討する。まず、研究室で開発したコルゲーショシシミュレータの改造と調整を実施した。改造・調整を行った個所ついて、下記に箇条書きにする。 ・従来、10回転に一度しか計測できない波状摩耗の形状や、上下振動を毎回計測できるようにシステムの再設計とシステム再構築の準備を行った。 ・コルゲーションシミュレータのリアルタイム計測装置の作成。 ・摩擦制御実験が実施可能なシステムに改造。 ・以上の改造のためコンピュータ、機械部品、電子部品などを購入した。
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