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2002 Fiscal Year Annual Research Report

現代日本における少子化の傾向が先祖供養に与える影響及びその対応策についての考察

Research Project

Project/Area Number 02F00908
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

ロバーツ グレンダ  早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) KAWANO S.  早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 外国人特別研究員
Keywords先祖供養 / 先祖祭祀 / 少子化 / 自然葬 / 葬送
Research Abstract

本研究では、現代日本において、近年急激に進んできた少子化の傾向が、先祖供養に与える影響及びその対応策について考察しています。伝統的な家制度においては、先祖祭祀は子孫の義務とされてきました。また、子孫の絶えた家の死者は無縁となり、家の存続が死者の安らかな眠りのための必要条件とされていました。しかし、近年、子供のいない家庭や、結婚しない男女も増えています。本研究では、このような社会的背景をふまえ、先祖祭祀の変化を調査しています。1990年以降、子孫がいなくても入れる合祀墓の数も増加しており、また、自然葬(散骨)を望む声も聞かれるようになっています。少子化の傾向と新しい葬送のながれの関係について研究するため、市民運動として会員のために自然葬を行っている「葬送の自由をすすめる会」において調査を行っています。具体的には、2002年10月より、東京本部にある事務所において参与観察を行っているほか、自然葬の実施も見学しています。また、「葬送の自由をすすめる会」の会員の方を中心に、先祖供養に関する意見や、供養の具体的な内客、祭祀財産の行方について一時間ほどの個別インタビューを行っています。祭祀継承者のいない場合の祭祀に関する歴史的背景を明らかにするため、明治時代以降を中心に、無縁仏に関する文献調査も行いました。研究補助者の協力を得て、資料の整理、データ収集、インタビューの録音テープの書き起こしを進めています。

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Published: 2004-03-26   Modified: 2016-04-21  

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