2004 Fiscal Year Annual Research Report
合成開口レーダと地中レーダの組み合わせによるモンゴル環境計測
Project/Area Number |
02F02124
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AMARSIKHAN Damdinsuren 東北大学, 東北アジア研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | SAR / 地中レーダ / GPR / モンゴル / 環境評価 |
Research Abstract |
昨年度までに開発した合成開口レーダの偏波特性と2周波特性を積極的に利用した地表利用分類法について研究を進めた。特に偏波情報を利用することで地表利用分類の精度が向上できること、インターフェロメトリ機能を利用し、大まかな分類を行ってから提案手法を適用することで精度が向上する事などを見いだした。2004年2月、宇宙航空開発研究機構、通信総合研究機構と共同研究で実施したPi-SARによる仙台地域の合成開口レーダを利用し、開発した手法の検証を行った。この結果をまとめ、学術論文として公表した。 一昨年度実施したモンゴルについて既存のリモートセンシングデータの調査、整理に基づき選定した計測対象候補地の現地調査を実施し、2004年10月、モンゴルにおいて共同で地中レーダ計測実験を実施した。 そのうえで選定個所についてリモートセンシングデータの詳細解析を行った。一方,既に実施したモンゴルにおける地中レーダのデータと既存リモートセンシングデータの照合解析を行う。リモートセンシングデータはERS-1,2ならびにJERS-1を使用した。また今後のモンゴルにおける共同実験を想定し、所有するJERS-1、ERS-1,2合成開口レーダデータのデータベース化を行った。 2005年度打ち上げが予想される日本の地球観測衛星ALOSを利用した校正・検証の実験をモンゴルで行うことをJAXAに対して共同提案した。今後、モンゴル国内において偏波校正・検証を行うために基準反射鏡を設置することについて検討を続ける。
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Research Products
(1 results)