2004 Fiscal Year Annual Research Report
サイバー・マニュファクチャリングにおける効率的情報資源配分に関する研究
Project/Area Number |
02F02296
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
土肥 正 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BIBHAS Chandra Giri 広島大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | サイバーマニュファクチャリング / 効率的情報配分 / 次世代生産管理システム / スケジューリング / FMS / プロトタイプ開発 / 生産ロットサイズ / 知識獲得 |
Research Abstract |
情報通信ネットワークとコンピュータを援用した次世代基盤生産技術としてのサイバー・マニュファクチャリングシステムを構築するために,マルコフシステムに代表される大規模システムの解析手法や各種離散事象システム解析ツールに基づいて,大規模生産工程の管理をコンピュータ上で電脳化する次世代生産管理システムのプロトタイプを作成した.特に,生産工程で観測されるオンライン情報を,各種生産アクティビティを制御する資源として効率的に配分し,品質,生産性,市場性を統合的に考慮した全く新しい情報資源配分機能を有するFMS管理システムのプロトタイプを開発したこれにより,高度情報通信ネットワークに基づいた生産工程のオンライン情報管理が可能となり,サプライチェーンマネジメントを包括するような,世界規模の市場と生産・流通拠点を仮定した大規模FMSを実現することが期待できる. 平成16年度はFMS管理システムのサブモジュールとしての生産情報の獲得と表示システム,離散事象解析ツールによる製造工程のモデリング結果,理論モデルに基づいた設計支援ツールと,サイバー・マニュファクチャリングにおける効率的情報資源配分を実現するFMS管理システムのプロトタイプを統合することにより,コンピュータ上で生成される仮想現実空間で生産管理シミュレーションを実行するためのシステム開発を行った.生産ロットサイズ決定の理論モデルやスケジューリング技法に関する理論的な要素技術に対する新しい成果は学術論文としてまとめ、発表もしくは投稿した.
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Research Products
(7 results)