2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02J04298
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
菊田 龍太郎 國學院大學, 日本文化研究所, 特別研究員(PD)
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Keywords | 神社 / 神祇信仰 / 社会的機能 / 宗教的性格 / 神社関係文書 / 社務組織 / 中世後期 / 近世前期 |
Research Abstract |
神祇信仰及び神社制度の実態の全面的な解明・考察をするために、歴史学・宗教学の接点を求める学際的研究方法を用いて、史料の蒐集と厳密な検討を行い、時代背景、それぞれの地域の状況を念頭におきつつ、研究を進めた。 まず、第一に個別神社の研究、基礎的研究を蓄積した。この課題の前提作業として、史料の蒐集という作業がある。ここで、神社関係文書の存在形態を把握した。 第二は、中世における神社の基本的性格の把握を行った。第一の課題の成果の上に立ち、中世の神社の基本的性格や機能を明確にして、神社の社会的位置付け並びに地域的・歴史的特徴を明らかにした。また、中世後期から近世への展開過程も視野に入れた。 第三に神社の神主・社務組織の実態把握を行った。神主の活動の実態を在地領主・幕府との関連から明らかにすることは、神社の性格を知る上にも重要な視点である。また、宗教者としての教化活動、社殿造営、神社運営、祭祀の維持など社会との接点を明らかにした。これは、神社の社会的機能の解明につながる作業となった。 第四に中近世の神道研究における神社への認識についての把握である。特に中世から近世にかけての変遷過程を神道研究を行っている文献を中心にして明らかにした。また、神道研究の方法や内容の変遷過程も検討課題とした。 最期に総合的な課題として、前述の課題の成果の上に立って、中近世における神社の歴史的位置付けと社会的機能及び宗教的性格の解明及びその変遷過程、さらに神祇信仰の内容や宗教的性格について基本的部分を明らかにした。
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