2003 Fiscal Year Annual Research Report
発生・免疫系を制御するTAK1MAPKKKシグナル伝達経路の解析
Project/Area Number |
02J05623
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岸田 聡 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | サイトカイン / TAK1 MAPKKK / ubiquitination |
Research Abstract |
TAK1はサイトカインIL-1など様々なシグナルによって活性化し、発生や免疫反応などを制御している。これまでに、IL-1シグナルによるTAK1の活性化の際には、アダプター分子TAB2の膜から細胞質への局在変化がキーステップとなること、そしてTRAF6という上流因子との複合体形成が関わっていることを明らかにしている。今年度はIL-1によるTAK1の活性化機構のさらなる解明を目指し、TAB2に含まれるCUE domainに注目して解析した。その結果、TAK1の活性化に関わるもうひとつのイベント「TRAF6のubiquitination」にCUE domainが必要であるという可能性を見出した。
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