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2002 Fiscal Year Annual Research Report

骨再生における転写制御因子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 02J10959
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

小牧 基浩  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特別研究員(PD)

Keywords骨芽細胞 / bHLH / 歯根膜(由来)細胞 / 分化 / 幹細胞
Research Abstract

1.In vitro translationより得られたMyoDタンパクとROS17/2.8の核抽出液(含むRunx2/Cbfa1)について
(1)OSE2をプローブとして用いたEMSAの結果より,Runx2/Cbfa1はOSE2と結合するが、MyoDはこの結合を濃度依存的に部分的に阻害した。しかしながら,MyoD抗体を用いてもこの複合体は認識されなかった。
(2)共免疫沈降の結果から、MyoDとRunx2/Cbfa1間の結合は認められなかった。
2.ルシフェラーゼ・アッセイの結果について
(1)クロモゾーム・リモデリング領域を欠失したMyoDも、野生型MyoDと同様にRunx2/Cbfa1の転写活性を促進した。
(2)MyoDと同じbHLH型転写因子であるMyf5,myogeninはCbfa1/Runx2の転写活性を変化させなかった。
3.歯周組織再生において重要な歯根膜組織から得られた細胞について
(1)colony formation assayの結果から歯根膜細胞には骨芽細胞前駆細胞のマーカーであるSTRO-1陽性コロニーが認められた。また、分化が進むと発現の低下が認められた。STRO-1と骨芽細胞の初期分化マーカーであるアルカリフォスファターゼ(ALP)は相互排他的であった。
(2)RT-PCRの結果から骨芽細胞前駆細胞のマーカーであるperiostinの発現が認められ、この発現は骨芽細胞の分化に伴い低下する傾向を示した。
(3)bHLH型転写因子であり、筋、骨への分化を負に制御するtwistの発現が認められた。
今後、bHLH型転写因子であるtwistの発現が骨芽細胞分化マーカーおよび幹細胞マーカーにどう影響するかを検討するとともに、MyoD-/-マウスにおける骨折治癒機転、BMPが誘導する異所性石灰化について軟X線および組織学的に検討する。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] M.KOMAKI: "Novel Function of MyoD in BMP-induced Osteogenic Differentiation"JADR, Program and Abstracts of Papers. 50巻. 101 (2002)

  • [Publications] 小牧基浩: "硬組織・軟組織間相互作用の解析(歯周組織再生への新たなアプローチ)"日本歯周病学会会誌. 44巻,秋期特別号. 159 (2002)

URL: 

Published: 2004-03-26   Modified: 2016-04-21  

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