2002 Fiscal Year Annual Research Report
カメラ画像を用いた3次元物体への高性能高速テクスチャマッピングアルゴリズムの研究
Project/Area Number |
02J11060
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
岩切 裕哉 豊橋技術科学大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 三次元CG / 三次元モデル / テクスチャの取得 / テクスチャマッピング / マッチングの高速化 / 反射率の推定 / Torrance-Sparrowモデル / デジタルカメラ |
Research Abstract |
実際の物体のリアルな三次元CGを作成するためには,実際の物体から表面テクスチャを取得する必要がある.デジタルカメラにより撮影した画像を三次元モデルに貼り付けるためには,コンピュータ上の仮想カメラと実際のカメラの光学系を同じにし,実際の撮影位置と同じ位置関係に仮想カメラと三次元モデルを配置し,画像を三次元モデルに逆投影することで撮影画像と三次元モデルを対応づけることができる.これまでは,デジタルカメラを用いて,より高速にテクスチャを取得するという問題を扱っていたが,さらにリアルな3次元CGを作成するために,物体の表面の反射率の推定を行う手法について研究を進めた. 物体の表面の反射率の推定を行うには,対象となる物体を回転台に載せ,回転台を回転させながら,IEEE1394接続されたデジタルカメラを用いて連続的な画像を取得する.そして,各画像ごとにマッチングを行い撮影位置を推定し,カメラ位置と光源の位置と表面の角度の関係から反射率の推定を行うことができる.反射率の推定にはTorrans-Sparrowモデルを簡略化した反射モデルを使用した. 今後は,より高精度で高速な手法の開発とともに,より様々な形状に対応するような手法の開発を目指したい.
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