2003 Fiscal Year Annual Research Report
人道的介入と国連平和活動-国内紛争への対応という観点から-
Project/Area Number |
02J11741
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Research Institution | Tsuda College |
Principal Investigator |
井上 実佳 津田塾大学, 国際関係学研究科博士課程(後期), 特別研究員(DC1)
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Keywords | 国際連合 / 国連平和活動 / 紛争 / ソマリア / 人道的介入 / PKO |
Research Abstract |
本年度の研究実績として、筆者は論文「アフリカの紛争と国際連合-ソマリアの事例をもとに-」を執筆し、それが『海外事情』(拓殖大学海外事情研究所)51巻11号に掲載された(2003年11月)。これは、前年度の研究成果を発展させた結果であり、本研究の第三段階である論文「人道的介入と国連平和活動-国内紛争への対応という観点から-」の一部を構成する予定である。また、2003年6月21-22日に沖縄大学で開催された日本平和学会春季研究大会において研究成果報告を行った。報告題目は「国連平和活動とソマリア内戦」であった。 なお、本年度は米国もしくはイギリスで海外調査を実施する予定であったが、インタビュー対象機関・対象者の都合等により16年度に実施する。一方、国内の専門家への調査に関しては、今年度も本研究に関連する研究会に参加する機会を得た(日本貿易振興会アジア経済研究所「アフリカにおける『人間の安全保障』の射程」研究会、国立民族学博物館・地域研究企画交流センター(2003-2005年度文部省科学研究費補助金基盤研究(B)「紛争の総合的研究」など)。その過程で、本研究に関連する内容を扱う研究者に個別に聞き取りを行うとともに、国内の研究動向を把握することができた。 2004年3月現在、筆者は平成16年度中の研究成果発表を計画中である。例えば、The Academic Council on the United Nations System(ACUNS)のAnnual Meeting(2004年6-7月ジュネーブにて開催予定)における研究発表に応募中である。
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Research Products
(1 results)