1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03302035
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
島崎 真昭 九州大学, 大型計算機センター, 教授 (60026242)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富田 眞治 京都大学, 工学部, 教授 (40026323)
星野 聰 京都大学, 大型計算機センター, 教授 (90025867)
津田 孝夫 京都大学, 工学部, 教授 (60025905)
金田 康正 東京大学, 大型計算機センター, 教授 (90115551)
小柳 義夫 東京大学, 理学部, 教授 (60011673)
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Keywords | Supercomputer / Benchmarking / Computers / FORTRAN / Fluid Dynamics / Namcucel Lincas Algchia / Parallel Computer / VLIW |
Research Abstract |
スーパーコンピュータの性能評価にはコンピュータアーキテクチャ、コンパイラ等のシステムプログラム、基本ライブラリー、応用プログラム等の多角的観点から総合的に検討することが重要である。 コンピューターアーキテクチャの面では、小柳は量子力学の分野の大規模計算のための並列計算機の方式と性能について報告した。安倍はVLIW計算機の設計について報告した。村岡はデータフロー計算機とFOTRANプログラムのコンパイルの方式を提案している。津田はWHILEループの自動ベクトル化、並列化の方式を提案した。また、回帰的なデータ参照を伴う演算のベクトル化および、記号定数及び非線形式を含む多重ループのデータ依存解析の方式を提案した。ベンチマークを設計するには、現状のスーパーコンピュータセンターのジョブの状況を把握し、スーパーコンピュータの負荷を知ることが重要である。島崎等は所属する大型計算機センターのジョブ統計を調べ、メモリー、計算時間に対する要求が一方に偏る場合のあることを示し、ジョブクラスの設定を変更して、システムチューニングが行えることを示した。またその際ビジュアリゼーションの手法が有効であることを示した。またPerfect Benchmarkなどの著名なベンチマークプログラムを統計的に調べ、テキスト上の特徴を示した。ベクトル計算機向きにチューニングの行われたプログラムではV(G)/文の数が他のプログラムのそれより大きく有意な差のあることを示した。また基礎的な研究として、熊谷はペトリネットの観点から並列処理システムの基礎的な検討を行った。 応用プログラムの観点から、古川はスーパーコンピュータを用いた大規模数値流体力学計算の現状と問題良を報告した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Masaaki Shimasaki: "Compiling Technigucs for Supercomputers" Advances in Software Science and Technology. 4. 1-20 (1992)
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[Publications] 島崎 眞昭: "スーパーコンピュータの最近の動向" システム/制御/情報. 36. 491-495 (1992)
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[Publications] Masaki Akaga,Dog-Ik LEE,Sadatoshi Kumagai: "Optical Cyle Time and Facility Utiligation of Production Syatem Including Repetitiix Process with Set up Time Modelled by Timsd Marked graphs" IEICE Trans.Fundamentals. E75-A. 1385-1393 (1992)
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[Publications] 水沼 一郎,上原 哲太郎,岡部 寿男,国枝 義敏,津田 孝夫: "記号定義及び非線形式を含む多重ループのデータ依存解析" 日本ソフトウェア科学会第9回全国大会. 9. D6-2 (1992)
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[Publications] Y.Nagao,H.Ohta,H.Urabe,S.Kumagai: "Petri Net Based Programming System for FMS" IEICE Trans.Fundamentals. E-75-A. 1326-1334 (1992)
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[Publications] M.Furukawa,T.Nakao,M.Inoue: "Unsteady Navier-S takes Simulation of Transonic Cascade Flow Using an Unfactored Implicit Upwind Relaxation Scheme With Inner Interactions" Journal of Turbomachinery. 114. 559-606 (1992)