1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03306016
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
高桑 康雄 上智大学, 文学部, 教授 (90022392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 孝至 新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
高村 久夫 流通経済大学, 社会学部, 教授 (40206884)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
石本 菅生 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50052254)
田中 照海 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70052230)
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Keywords | マルチメディア / 生活科 / ハーパーメディア / 映像リテラシー |
Research Abstract |
1 コンピュータ技術の進歩にともない、マルチメディア教材の開発に利用しうる機種が新たに登場した状況をふまえて、教材開発研究に利用すべき機材の造定を再検討する必要に迫られた。このため、生活科の教科書に収録されている絵・写真等の数量を概算し、かつ各学校において追加入力の余地をも勘素するとともに、各機種の基本性能、汎用性、学校等における設備状況等をも考慮して、機種を決定した。この際、前年度の実績にも配慮した。 この機材研究は、予想を超えた急激な技術の進歩のために、かなりの長い時間を要した。しかし、これによって、マルチメディア教材開発に利用しうるハードウェアの現状について、多くの知見を得た。 2 ソフトウエア開発については国際基督教大学視聴覚教育研究室に委託した。同研究室では、生活科の教科書に収録されている絵・写真・文章等、映像化すべき情報とその体系化・組織化の手順と方法について、新たに開発されたハイパーメディア用オーサリング・ツールの機能・操作について、及びハイパーカードへの入力方法について、それぞれ専門家から指導を受けて教材開発を進めた。 3 開発された教材についての検討によって、利用に際しては、予め収録した情報及び教師の収書・入力した情報の提供のみでなく、児童自身の収集した情報をも入力し、活用することを考えるべきだ、との認識が得られた。これは、生活科の学習ならびに教材にとって新たな展開をもたらすばかりでなく、児童の映像リテラシー育成の観点からも効果的であることが予測されるので、明年度の課題とすることをした。
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