1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03451007
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Research Institution | 江戸川女子短期大学 |
Principal Investigator |
宇野 正人 江戸川女子短期大学, 人文学科, 助教授 (50183207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小坂 勝昭 江戸川大学, 社会学部, 教授
斗鬼 正一 江戸川女子短期大学, 人文学科, 講師
宮島 千秋 江戸川女子短期大学, 人文学科, 教授
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Keywords | 地域 / 活性化 / ふるさと / 若者 / ネットワーク / 県人会 / 宗教 / 隠岐 |
Research Abstract |
○研究の進展状況に関して。 (1)従来からの調査研究成果を対象として特に調査地区の公立図書館・教育委員会等において文献および資料のリストを作成し、加えて、できるかぎり文献収集をおこなった。(2)収集した文献に関して、その文献リストおよびその内容のコンピュータによるデータベース化をおこない、すでに運用している。(3)研究代表者や分担者は、現地で面接調査をおこない、資料収集につとめた。ただし、出郷者の組織がある京阪神・首都圏でも調査の調査は、次年度におこなうことにした。 ○新たに得られた知見。 初年度は、文字を中心にした文献・資料の収集に力点を置いた。それゆえに、われわれの知見は従来の研究の範囲を越えていないのが現状であった。2年度においては、現地での面接調査をおこなった。現地の方々の非常な協力により、かなり精度の高い資料を得ることができた。次年度は、彼ら、若者が具体的に活動している行事に関する調査をおこなう予定である。なお、島内外を結ぼうとする試みである「ふるさとNETWROK JOURNAL隠岐国」が、若者によって編集発行され、この度、第2号を刊行している。この編集発行には、本研究の主旨からいってみるベきものが多い。 ○研究の反省点 当初に計画した研究目的、研究計画・方法について、達成されたものは、調査地における研究成果および文献の収集であろった。問題は、面接調査における各団体の把握だと思われる。彼らが主催する行事の当方の調査日程が設定できず、彼らの具体的な行動がみられていない。他方、地元から離れて存在している団体、すなわち首都圏や京阪神に存在する複数の郷土会(一般総称の仮称)の把握であった。これら2点に関して、まだ未調査である。次年度の課題としている。
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