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1992 Fiscal Year Annual Research Report

会話分析を中心とした社会的インターラクションの研究

Research Project

Project/Area Number 03451050
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

谷 泰  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60027563)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 串田 秀也  愛媛大学, 法文学部, 講師 (70214947)
藤田 隆則  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (20209050)
菅原 和孝  京都大学, 教養部, 助教授 (80133685)
Keywordsインターラクション / フレーム / 言及世界 / 関与態度 / 関与配置 / フレーム破り
Research Abstract

昨年度蒐決した滋賀県東浅井郡びわ町の宮座行事、「おこない」期間中に集録したVTR資料、テープ資料のうち会話分析に役立つ部分、また分担者串田が愛媛で集録した学生の集り場面での会活資料を、傭い上げ者の協力をえて、トランスクライヴする作業をおこなった。そして、その資料を、班長谷 泰が主催する京大人文科研での共同研究「コミュニケーションの自然法」の定例研究会で、共同で分析することを試みた。
なお谷は、從来からおこなっている笑いの生起する会話的インターラクションの事例分析の追加資料として、これら上記のデーターから〓迫をおこなうとともに、從来笑いの生起前の出来事に目をむけがちな研究態度を改め、笑いの生起以後の会活の流れでの変化に目をむけることで笑いの意義を言及世界、関与態度、協調という視点から明らかにした。
串田は、ゴフマンが云うフッティングと云う語で語っている関与配置のあり方の種々相を記述する理論的枠組みをつくり出すべく、これら蒐集データーの事例分析をおこなった。谷も串田もいずれもその結果を、「コミュニケーションの自然法」研究会で、発表し、近く報告書で公表する。
藤田は今年度2月におこなわれたびわ町の「おこない」での観察を通じ、時間的空間的に仕切られているとみなされている場の重層的配置の中で、不完全なスクリプトしかもちあわせていない参与者が、出来事を共演するに際して、行爲者の判断をレギュレートしているフレームの構成要素、参照項にいかなるものがあるか。またフレームを破ったときいかなることが発生するかを中心に分析をおこなった。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 谷 泰: "読みの手がかり" 日本保健医療行動科学会年報ー特集:保健医療とコミュニケーション戦略ー. 7. 1-12 (1992)

  • [Publications] 串谷 秀也: "ゴフマンの関与一汲入論と相互行爲概念ーEncounter論を中心にー" 愛媛大学人文学会創立15周年記念論集. 27-51 (1991)

  • [Publications] 谷 泰: "志向性の隠蔽と強化(谷編『文化を読む』所収)" 人文書院, 229-266 (1991)

  • [Publications] 菅原 和孝: "身体の人類学" 河出書房新社, 309 (1993)

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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