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1991 Fiscal Year Annual Research Report

西南日本におけるジオイドの起伏に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03452057
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

中川 一郎  京都大学, 理学部, 教授 (70025279)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 佳重郎  京都大学, 防災研究所, 助手 (20135510)
田中 寅夫  京都大学, 防災研究所, 教授 (40027222)
東 敏博  京都大学, 理学部, 助手 (90135517)
藤森 邦夫  京都大学, 理学部, 助手 (00025470)
竹本 修三  京都大学, 理学部, 助教授 (40027256)
Keywordsジオイドの起伏 / アルチメトリィ-・デ-タ / GPS精密測位 / 重力測定 / 水準測量 / 測地測量 / 検潮
Research Abstract

ジオイドは、地球表面におけるさまざまな測地的測定の基準面であるばかりでなく、その起伏が地球内部の構造と状態とを反映することから、ジオイドの精密決定は、測地学のみならず、地球物理学においても、きわめて重要で、かつ、基礎的な課題の一つである。本研究は、人工衛星アルチメトリィ・デ-タや海上重力測定デ-タや検潮デ-タに加えて、陸上における重力測定やGPS精密測位および水準測量などのデ-タを総合し、西南日本におけるジオイドの起伏を精密に決定するとともに、得られたジオイドの起伏と地殻および上部マントルの密度異常との関係を明らかにし、その物理的な意義を解明することを目的としている。
平成3年度には、つぎの研究を実施した。
1.人工衛星アルチメトリィ・デ-タのほか、海上および陸上重力測定デ-タ、水準測量デ-タ、鉛直線偏差デ-タならびに検潮デ-タを収集し、西南日本におけるジオイド面の起伏を精密に決定するためのデ-タ・ベ-スの構築にとりかかった。
2.近畿地方から九州地方にかけての東西約600kmの基線に沿って選定された15地点において、可搬型GPS受信機6台を用いたGPS観測を新たに実施し、これらの地点の楕円体比高を求めるとともに、水準測量によって標高を決定した。その結果、すでに得られている結果とあわせて、合計37地点のジオイド比高が決定された。
3.鳥取および別府の両地域においては、GPS観測と水準測量のほか、ラコスト重力計を用いた精密重力測定もあわせて実施した。
4.気象庁および大学の地震観測デ-タを用いて、西南日本の地震波速度異常の3次元的構造を決定することを試みた。
5.ジオイド面ならびに3次元地震波速度構造の空間表示を行なうための画像処理プログラムの開発に着手した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] I.Nakagaya,S.Takemoto,T.Higashi,K.Doi,Y.Yabuta and T.Yamamoto: "APPLICATION OF SUPERCONDUCTING GRAVITY METERS,LASER STRAIN METERS AND TELATIVE GPS MEASUREMENTS TO INVESTIGATE GEODYNAMIC PHENOMENA IN SOUTHWESTERN JAPAN" In:AGU Geophysical Monograph,IUGG Symposium Volume,“Application of Gravimetry and Space Techniques to Geodymamics and Ocean Dynamics"(1992). (1992)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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