1993 Fiscal Year Annual Research Report
地方性を考慮した住居のカビ・ダニ汚染の影響と対策に関する研究
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03650475
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Research Institution | Koriyama Women's University |
Principal Investigator |
菅原 文子 郡山女子大学, 家政学部, 教授 (50196705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉沢 晋 東京理科大学, 工学部, 教授 (20077176)
諸岡 信久 郡山女子大学, 家政学部, 助教授 (20166458)
角野 猛 郡山女子大学, 家政学部, 教授 (60128981)
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Research Abstract |
平成五年度は、平成四年度の一戸建住宅の床塵あい中のカビ、ダニアレルゲンの測定に続いて、同一の測定を集合住宅について行った。測定項目は、室内の温湿度測定、床温湿度測定を洋間、和室似ついて行い、畳床、カーペット床に分けて、電気掃除機で、収集した床塵あい1gに100倍の滅菌水を注入したよく振って、上澄液を1mlPDA培地に散布して、発生コロニー数を計数した。カビは、その後、分離して、スライドカルチャー法によって、同定を行った。 同一の床塵あいから、化学免疫法によって、DerI,DerpI,DerfI,DerIInoダニアレルゲン量を定量した。 次に、前年の一戸建住宅の結果と集合住宅の結果の比較を行った。床仕上材についての比較では、一と建住宅では、畳のダニアレルゲンの値が高く、集合住宅では、カーペット床の値が高かった。これは、暮らし方の違いによるものと思われ、一戸建住宅では、和室に堀こたつ周辺が居間として常時家族が生活し、集合住宅では、カーペット床の居間で日常の暮らしが行われるため、ダニは人の多い所に生息するためであろうと思われる。カビについては、特筆するべき特徴は見いだせなかった。 郡山集合住宅と同緯度にある韓国ソウル市近郊で、平成四年度九月、五年度三月に郡山市と同一の測定を行い、カビコロニー数の計数、ダニアレルゲン量の定量を行った。郡山市との比較において、ダニアレルゲン量はいずれも、ソウルは低く、カビコロニー数については、九月が少ないが、三月は郡山市より遙かに高い値を示したが、原因は不明である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Sugawara Fumiko.: "Fungi and Mits Allergen Dust on Floor case of Collectove and Detached Houses" Pro,of Indoor Air '93. Vol.4. 249-254 (1993)
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[Publications] 菅原文子: "床塵埃中のビとダニアレルゲン量 第1報 集合住宅の場合" 日本建築学会計画系論文報告集. 488号. 9-14 (1993)