1991 Fiscal Year Annual Research Report
日本住血吸虫卵形成に関与する雌性特異的遺伝子fs800のクロ-ニングと構造解析
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03670194
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Research Institution | Kochi Medical School |
Principal Investigator |
吾妻 健 高知医科大学, 医学部, 助手 (40117031)
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Keywords | 日本住血吸虫 / DNA / 雌性特異的遺伝子 / 卵殻タンパク遺伝子 / クロ-ニング / fs800 / マンソン住血吸虫 |
Research Abstract |
日本住血吸虫のfs800genomic geneをクロ-ニングするために,マンソン住血吸虫のfs800CDNAを使用した。このプロ-ブは、非放射能標識法のビオチン化法を用いて、ニックトラスレ-ション法により標識した。Embl4にパッケ-ジングされた日本住血吸虫ゲノム遺伝子ライブラリ-を大腸菌のP2 292株に感染させ、得られたプラ-クのplaque hybridizationを行なった後,アルカリンフォスファタ-ゼの反応を利用して,positive plaqueの検出を試みたが、検出できなかった。これは日本住血吸虫とマンソン住血吸虫のホモロジ-が低いためと思われたので、次に日本住血吸虫genomic libraryのスクリ-ニングのために用いるプロ-ブを、マンソン住血吸虫fs800のgenomic geneの5'上流域のSalIーSalI fragmentを用いた。この領域は,構造遺伝子のホモロジ-よりも高いことが知られているからである。同様のhybridization法により,fs800プロ-ブ陽性プラ-クの検出を試みたが、失敗に終った。次に、行なったことは、genomic geneでは、なく、CDNAライブラリ-のスクリ-ニングである。これは、より短い領域に相同性の高い配列を効果的に含んでいると考えられるからである。同様のハイブリダイゼ-ション法により、3次スクリ-ニングにより、陽性と思われるプラ-クを得た。EcoRI処理により、遺伝子を含むと考えられる領域を,サザンブロッティング法とともに,切り出した。現在さらにサブクロ-ニングを行ない,ABIのケイ光シンケンシング、ダイデオキシ法により、シ-ケンスを行ないつつある。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] T.Agatsuma & P.T.Loverde: "The characterization of a Schistosoma mansom' femaleーspecific gene,fs800" Experimental Parasitology. (1992)
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[Publications] 吾妻 健,P.T.Loverde: "マンソン住血吸虫卵形成に関与する雌性特異的遺伝子fs800のcharacterization" 寄生虫学雑誌. 40. 90 (1991)
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[Publications] T.Agatsuma & K.Terasaki: "Clonal diversity of triploids of the Japanese Fasciola species and relationships with other species of Fasciola" International Journal for Parasitology. (1992)
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[Publications] T.Agatsuma et al: "Electrophoretic evidence for hybrid origin of tetraploid Paragonimus westermani discovered in northeast China." Parasitology Research. (1992)