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1991 Fiscal Year Annual Research Report

ハンチントン舞踏病およびアルツハイマ-病におけるトランスジェニック・マウスの開発

Research Project

Project/Area Number 03670573
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

松村 裕  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (30131353)

Keywordsハンチントン舞踏病 / アルツハイマ-病 / マウス受精卵 / トランスジェニック・マウス / cDNA / β / A4 peptide / ノマルスキ-微分干渉装置
Research Abstract

ハンチントン舞踏病とアルツハイマ-病に関するトランスジェニック・マウスを作成することを研究の目的としたが、本年度は、今後の研究展開のための、基本的問題の解決に必要な準備的研究に留った。
1)ハンチントン舞踏病5例と家族性アルツハイマ-病2例の臨床遺伝的特性を検討すべく、末梢血が溶血させた後、Protease KにてDNAを単離精製し、それを、Sendaiウィルスに組み込み、培養細胞に感染させ保存し今後の研究の準備を行なった。
2)アルツハイマ-病のモデルとしてのトランスジェニック動物作成のために、アミロイド前駆体蛋白(APP)を日本遺伝子バンクより取り寄せ、その大腸菌のプラスミドの中に組み込まれているcDNAをとり出すため大腸菌を増殖せしめた。Protease Kによって細胞融解をおこない、セシウムによる濃度勾配法にて更に大腸菌のDNAとプラスミドのそれと分離したのち、プラスミドのDNAを制限酵素にて切断し、APPーcDNAを純粋に精製した。一方、APPのN末端より40塩基の部分を入手し得たので、N末端の部分とAPPを制限酵素にて切断した部分とを用いてPCR法にて、各種のDNAを作成した。それらのDNAを受精卵に注入すべく準備した。
受精卵の採取は褐色マウス(3CH/HeJce)について行なった。まずPMSGを腹腔注射し、その2日後hCGを腹腔注射、その後交配せしめて受精卵を採取した。実験操作した受精卵は白色マウス(Jce/MCH)の子宮内に移植し、個体発生を生じせしめるべく試みたが、現在までの所、胎仔を得るには至っていない。その理由は明らかではないが、今後、この受精卵の採取から子宮内に移植するまでの技術的な因難を克服する必要があるものと考えている。以上、主としてアルツハイマ-病の動物モデルとして遺伝子にβ/A4蛋白を組みこんだトランスジェニック・マウスの作成を試みている段階である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 松村,中川,山本,三好: "家族性アルツハイマ-病の臨床とリンケ-ジ・アナリシス" 日本人類遺伝子学会予稿集(1992).

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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