2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03F00288
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
辰巳 敬 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PAVULURI Srinivasu 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 外国人特別研究員
|
Keywords | Ti-MCM-41 / Ti-SBA-15 / エポキシ化 / ポリマー / 液相酸化 |
Research Abstract |
本年度は、チタン含有メソポーラス物質の調製と不飽和結合をもつポリマーの液相酸化への応用について実験を行なった。 代表的なチタン含有メソポーラス物質、Ti-MCM-41は四級アンモニウムイオン界面活性剤をテンプレートに用い、直接水熱合成した。シリカ源、界面活性剤の種類、組成比と加熱条件(温度と時間)などのパラメーターを調べ、合成条件の最適化を行なった。より細孔径の大きいかつ水熱安定性の高いTi-SBA-15は酸性条件下で全シリカのものをまず合成し、それにポスト法でチタンと導入して調製した。得られたメソポーラス物質について種々の分光法で構造解析と触媒活性種の状態の調査をおこなった。 Ti-MCM-41とTi-SBA-15を1,2-ポリブテンの液相エポキシ化に適用した。溶媒効果、酸化剤の種類と反応温度の影響について検討を行なった。また、生成物の分析についても赤外分光法と核磁気共鳴法を用いて検討を行なった。
|