2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03F03139
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
幕内 雅敏 東京大学, 医学部・附属病院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GUO L 東京大学, 医学部・付属病院, 外国人特別研究員
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Keywords | 脂肪肝 / 肝移植 / 肝再生 |
Research Abstract |
1.ex vivoでadenovirous遺伝子導入法を用い、Stat3の遺伝子導入が成功し、強い蛋白質表現も確認した:Western blot分析で、20%部分肝移植後24時間後、肝組織内Stat3蛋白質発現が増加し、その発現Peakは三日目に観察された。移植後肝組織内Stat3蛋白質発現の増加は免疫染色法でも確認された。 2.Stat3の遺伝子導入が移植後のグラフトの再生を促進した:まず、我々は、Mouseの部分肝切除モデルでStat3の肝再生促進効果を検討した。その結果は、Stat3蛋白質がウイルスの量に、比例して、肝臓重量の増加を示した。次ぎに、ラート20%部分肝移植モデルでStat3の肝再生促進効果を検討した。Controlと比べ、Stat3治療群には急速なグラフトの重量回復が確認された。 3.病理組織の検討:移植後5日目、門脈周囲の単球細胞浸潤が観察された。しかし、これは、Stat3導入群では観察されなかった。肝組織の構造は、普通として保存され、そして、明らかな壊死あるいは出血が、グループと関係なく、観察されなかった。 4.肝障害の改善、およびStat3による肝機能:部分肝移植後三日目、血清中のALTとTbilのLevelを測定した。ALTは肝障害の指標として、Control群と比べ、Stat3が血清中ALTの増加を著しく減少させた(P<0.05)。肝機能の指標として、TbilがControl群より、Stat3導入群では低い水準を示した(P<0.05)。 5.20%部分肝移植後Stat3DNA-bindingアセイ:部分肝移植後三日目で、Control群とくらべ、Stat3導入群では著しく高いStat3DNA-binding活性が確認された。 6.脂肪肝移植のmodelを確立した。Zuker fatty to Zuker Leanの全肝移植では全例生存した(Ischemiaなしで)が、30分間のIschemiaの移植結果、Survival rateは80%でした。 7.adenovirous遺伝子導入法を用い、Zuker脂肪肝へのStat3遺伝子導入が成功し、強い蛋白質表現も確認した:Western blot分析で、Zuker fatty to Zuker Lean肝移植後24時間後、肝組織内Stat3蛋白質発現が増加し、その発現Peakは三日目に観察された。 8.病理組織の検討:Zuker fatty to Zuker Lean肝移植グラフトの脂肪染色を用い、Stat3治療群では非治療群と比べ脂肪肝細胞の数は有意に減少したことを確認した。 9.Stat3による肝機能の改善:日治療群に比べStat3治療群はより早い(17日対40日)肝機能の改善を認めた。
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Research Products
(6 results)