2004 Fiscal Year Annual Research Report
信頼性を考慮した都市インフラストラクチュアの地震リスク評価する研究
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03F03158
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Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
KARKEE MADAN B. 秋田県立大学, 大学院・システム科学技術研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SUNUWAR LAXMAN 秋田県立大学, 大学院・システム科学技術研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 地震リスク / 地理情報システム(GIS) / 地震動記録 / 距離減衰式 / 信頼性 / 構造解析 / 入力地震レベル / 開発途上国 |
Research Abstract |
本研究は、三つの部分にわたって都市設備の地震危険度評価を行ったものである。第一部分として、過去の地震と断層情報を含む空間または統計解析が含まれている地震ハザード解析を行った。日本海の東縁側にある本荘市を事例地域として、過去75年間の地震データを基に地震ハザード解析を行った。空間と統計解析を行う為に地理情報システム(GIS)を用いることによって、地震ハザード解析の適切なしくみを提案した。 本研究の第二部分として、日本海の東縁側に発生する地震の減衰式を提案した。日本海の東縁側の地震地域はオホーツクプレートとアムールプレート(アムールマイクロプレートは最近認証された)の境目にある。強震ネットワーク(K-Net)の地震データベースを用いて、地盤の強震減衰式を提案した。長距離においては、すでに提案されている国内の地震減衰式とくらべて本研究の減衰式のほうがPGAの値が高い。 本研究の第三部分として、ある構造のバルネラビリティーを表示するため、単純な構造の地震による被害の非線形解析を行った。インドのBhuj地震による被害を受けた単純な鉄筋コンクリート造を考察した。現場観測による非線形特性から表わされる地震入力レベルの推定を行った。本研究で提案されている方法は、地震記録の無いところでも、どの程度の揺れレベルだったのかを定量的に推定できる。 本研究の結果は、この分野における都市設備の地震危険度解析・評価を行う方向における進行の研究に役に立つものであると期待できる。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Comparative study of seismic hazard of Kathmandu valley, Nepal with other seismic prone cities2005
Author(s)
Sunuwar, L., Karkee, M.B., Pokharel, G., Lohani, T.N.
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Journal Title
Proceedings, 16^<th> Int.Conf.Soil Mechanics & Geotechnical Engineering (16 ICSMGE), Osaka, Japan ISSMGE (In press)
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