2004 Fiscal Year Annual Research Report
中等教育段階における視覚障害児教育プログラム評価モデルの開発
Project/Area Number |
03F03168
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中田 英雄 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MURINDA Samuel 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | インクルーシブ教育 / 開発途上国 / 質問紙調査 |
Research Abstract |
海外の文献研究や特殊教育諸学校訪問(茨城県立鹿島養護学校、水戸高等養護学校、茨城県立盲学校)などを通して、途上国におけるインクルーシブ教育について検討した。その結果、途上国における教員志望の学生と特殊教育諸学校教員のインクルーシブ教育に対する意識を調査することにし、質問調査紙を作成した。インドネシアのインドネシア教育大学とスラバヤ教育大学の協力を得て、調査を実施した。Murinda氏は、インドネシアへ渡航し、自ら調査することを希望したが、インドネシア政府からビザを取得することはできなかった。そのため、筑波大学の元留学生に依頼して調査を実施し、合計298名の対象者から回答を得た。現在、SPSSを用いて分析中である。最終的に報告書にまとめるとともに国際誌へ投稿する予定である。 日本の特殊教育諸学校訪問や第42回日本特殊教育学会、途上国における障害児に関するフォーラム、Japan Education Forum 2への参加を通して、インクルーシブ教育のあり方について検討した。また、インクルーシブ教育に関する海外の文献研究を行い、ジンバブエ共和国政府が作成した特殊教育政策を論評するとともに論文にまとめた。その論文をZimbabwe Journal of Educational Researchに投稿した結果、採択された。 平成17年5月にクアラルンプールで開かれる第5回アジア比較教育学会(5^<th> Comparative Education Society of Asia)にConceptualizing Inclusive Education as Praxis for Education for Peaceの研究テーマで応募した結果、採択された。5月の国際会議の研究発表に同行する予定である。
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Research Products
(1 results)