2004 Fiscal Year Annual Research Report
情報モデルに基礎を置く製品や生産技術開発のための情報プラットフォーム
Project/Area Number |
03F03218
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
木村 文彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NIELSEN Johan Patrik 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 製品モデリング / プロセスモデリング / 情報モデリング / 情報プラットフォーム / 生産システム / オントロジー / 技術知識 / 協調設計 |
Research Abstract |
製品や生産システムに関する知識を体系化し、過去の知見や物理的・知的資産を無駄なく活用・再利用して、適切な製品や対応する生産システムを迅速に開発・構築・再構築できることが望まれている。この課題解決の基礎として、製品の全ライフサイクルを対象として、製品自体や対応する生産システム、関連する環境なども含めて、包括的にモデル化できるような製品や生産システムに関するライフサイクルモデルは重要である。体系化なモデル構築のために、製品や生産システムに関する基礎知識をオントロジーとして整理し、生産システム構築のための情報モデルを形式的に記述することを考え、情報モデルに基づくシステム構築のための情報プラットフォームの研究を行なう。 自動車産業を主な対象分野として、製品や生産システム構築のための情報モデリングの研究現状をまとめ、具体的なモデリング手法を検討した。また、情報モデルに基づいて製品開発や生産支援の情報システムを具体的に構築するために、製品や生産システムに関する基礎知識をオントロジーとして整理することを考え、それにより情報プラットフォームの基本概念を検討した。 上記の検討に基づき、製品開発や生産システム構築のための情報モデリングの具体化を進めた。標準化の観点からは充分に検討されていない協調作業や意志決定を含む技術開発プロセスのモデル化も検討した。特に、切削加工を主体とする自動車用の機能部品を対象として、一般的な要素情報モデルを組み合わせ、製品や対応する生産システムに固有の情報を詳細化して、製品・生産システム開発支援のための情報システム構築の手法を検討した。UMLを用いて、必要な情報モデルを体系的に記述し、製品と対応する生産システムの関係を表現できるようなプロトタイプシステムを構築し、情報モデルの評価を行った。
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Research Products
(3 results)