2004 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス超高速ブロードバンドアクセスを収容するフォトニックネットワークの設計方法に関する研究
Project/Area Number |
03F03230
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北山 研一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YU Jintae 大阪大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | フォトニックネットワーク / ネットワーク設計 / ルーチング / 波長割当て / survivability |
Research Abstract |
ネットワークの設計は、1)トラヒックパターンに対してネットワークのスループットを最大化する、あるいはコストを最小にするという条件を満たすように個々のコネクションに対してパスを決定するルーチングと、2)決定されたパスに利用可能な波長を割り当てる波長割り当てからなる。 本研究では、ネットワークのsurvivabilityを保持し、かつQoSを保証できるRWAの手法を確立することを目的とする。具体的には、以下の3つの課題に対して理論的な検討を行った。 (1)ネットワーク設計方法の検討:与えられた初期トラフィックパターンに対して、フォトニックネットワークを構成する光ファイバ、波長分離多重装置、光クロスコネクトスイッチのコストを全体として最小化する手法を確立した。 (2)トラフィックの増加に対するリソースの再割り当て:初期トラフィックパターンに対して最適化されたネットワークに対して、増加したトラフィックを収容するためのリソースの再割り当ての最適化を行なった。 (3)ネットワークのsurvivabilityの維持方法の検討:障害に対して現用パスとバックアップパスを確保するルーチング方法と、このパスに波長を割り当てる方法を考案した。 (4)数値シミュレーション:従来不可能であった大規模ネットワークに適用可能なルーチングと波長割り当てのための効果的な発見的アルゴリズムを確立した。 (5)具体的な設計例として、NSFネットワークにおけるシミュレーション結果から本手法の有効性を確認した。
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