2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03F03297
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山本 隆一 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KARIM S.M.Abdul 東京工業大学, 資源化学研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | ポリチオフェン / 共重合 / パイ共役高分子 / 芳香族高分子 / 核磁気共鳴スペクトル / ポリアセチレン類 / 構造解析 / ニトロ化 |
Research Abstract |
光電子機能性を持つパイ共役高分子の合成、構造解析、化学物性解明を目的に研究を行なっている。パイ共役高分子の中には、パラフェニレンとメタフェニレンの共重合体のように、パイ共役系はある程度短くなっているが溶解性にすぐれまた発行性を示す特徴を持つものがある。フェニレンの他にパイ共役系を構成する代表的単位としてはチエニレン単位が知られており、2,5-チエニレンと2,4-チエニレンの単位から成る共重合体はパラフェニレンとメタフェニレンの共重合体と同様に有機溶媒への溶解性を示すことが期待される。しかし、実際に共重合体を合成してみると、2,5-チエニレンと2,4-チエニレンの共重合体はあまり溶解性を示さなかった。そして、この共重合体について、又ポリ(チオフェン-2,5-ジイル)についてニトロ化を行なったところ共重合体及びポリ(チオフェン-2,5-ジイル)は溶解化して0.14-0.20dLg^<-1>の粘土を示し、^1H-NMRの芳香族領域の吸収の解析から共重合体がランダム共重合体の構造を持つと推定された。研究成果は共著者と共に日本化学会刊行のBuii..Chem.Soc.Jpn.誌に発表予定(accepted)である。置換ポリアセチレン系パイ共役高分子等の他のパイ共役高分子の合成については、検討中である。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Synthesis, Structure, and Information about Molecular Weight of Thiophene Homopolymers, Copolymers of 2,5-Thienylene and 2,4-Thienylene, and Their Soluble Nitrates2005
Author(s)
M.Abe, S.M.A.Karim, I.Yamaguchi, S.Kuroda, K.Kubota, T.Yamamoto
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Journal Title
Bulletin of the Chemical Society of Japan 78巻(in press)