2003 Fiscal Year Annual Research Report
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03J01478
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| Research Institution | National Food Research Institute |
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Principal Investigator |
中尾 秀信 独立行政法人食品総合研究所, 食品工学部・計測工学研究室, 特別研究員(PD)
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| Keywords | DNA伸張固定 / ナノワイヤ / ナノアレイ / バイオチップ / AFM / SNOM / AFM |
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| Research Abstract |
本研究はナノメータースケールでの遺伝子解析を達成するための新しいDNA伸張固定化技術の開発をである。
本年度はDNAが有する特異的性質・分子構造を十分把握し、DNA伸張固定に対し適切な相互作用が働く基板表面の検討を行った。また基板表面とDNAとの相互作用を分子レベルで理解するとともに、高分解能観察に適した基板表面設計をナノメーターレベルで行った。その結果ベンゼン環を含むπ共役ユニットを含むポリマーがDNA伸張固定に有効であり、これらポリマーで被覆したカバーガラス上での伸張固定DNAの原子間力顕微鏡(AFM)による高分解能観察が可能となった。またポリジメチルシロキサン(PDMS)上で伸張固定されたDNAは他の基板表面への転写印刷が可能であり、伸張DNAを基板表面の望む位置方向に再配置が可能であり、DNAの2次元パターンの作製が可能となった。また伸張固定したDNA上への金ナノ粒子の結合が可能であり、この結果高度に配列した金ナノワイヤを作製することも可能であった。これら結果はJ.Am.Chem.Soc.,125,7162,2003.およびNano Lett.,3,1391,2003.に掲載済みである。
次年度はこれら結果をさらに洗練させ、高度なDNAパターニングとSNOM/AFMを用い、DNAおよびDNA-タンパク質のナノスケールでの可視化を行う。
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[Publications] Hidenobu NAKAO: "Transfer-Printing of Highly Aligned DNA Nanowires."Journal of American Chemical Society. 125. 7162 (2003)
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[Publications] Hidenobu NAKAO: "Highly Ordered Assemblies of Au Nanoparticles Organized on DNA."Nano Letters. 3. 1391 (2003)
