2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03J01832
|
Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
杉本 晃久 統計数理研究所, 領域統計研究系, 日本学術振興会特別研究員(PD)
|
Keywords | タイル張り / 充填 / 被覆 / 凸五角形 / 球 / 球帽 / Tammesの問題 |
Research Abstract |
平面充填凸五角形のタイル張り問題に関して,現在主に4等辺凸五角形を用いてタイル張りの集結点(タイル張りの中でタイルの頂点が集まる点)の価数が3価2種と4価1種のみのに限定して,研究を進めている.本年度は,昨年度形の料学会誌に掲載された第1,2部の論文の続編である第3部「充填凸五角形とそのタイル張り模様の系統的研究III 4等辺凸五角形3:集結条件に従うタイル張り」が形の科学会誌19巻2号に掲載された.そして,第57回形の科学シンポジウムと京都大学で開かれた「研究会・準周期タイリングとその周辺]で,研究成果の一部を発表した. 球面上の球帽を用いた最密充填問題(Tammesの問題)に関して,我々はいままでの解法とは異なる系統的な方法で球帽個数N=1〜12に関して解を導きだした結果を論文にし,現在投稿中である.この論文制作の過程で,いくつかの新しい球面上の幾何学の性質を導き出した.これにより,論文をより理論的にしっかりしたものに仕上げることが出来た.この研究成果を,ハンガリーで開かれた国際シンポジウム6th Interdisciplinary Symmetry Congress and Exhibition of ISISと九州大学で開かれたCOE Workshop on Sphere Packin, Kyushu Universityにて発表し,Symmetry : Art and Science-2004に論文"Packing and Covering of Congruent Spherical Caps on a Sphere"が掲載された.
|
Research Products
(2 results)