2004 Fiscal Year Annual Research Report
現代日本のキリスト教会にみる〈看取り〉と〈葬り〉の宗教民俗学的研究
Project/Area Number |
03J02426
|
Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
待井 扶美子 宮城学院女子大学, 学芸学部, 特別研究員(PD)
|
Keywords | 日本のキリスト教 / キリスト教葬儀 / 死者記念 / 看取り / 葬り / 民間受容 / 民間信仰 / 民俗 |
Research Abstract |
平成16年度は、日本の民間レベルにおけるキリスト教受容の実態を明らかにする目的で、前年度に引き続き、「<葬り>を通じてみた日本におけるキリスト教受容に関する歴史研究」、及び、「東北地方のキリスト教会を対象とした<葬り>の実践に関する調査研究」の2つを行った。また、国際宗教学宗教史会議第19回世界大会参加に向けて、「マイノリティとしての日本のキリスト教研究」に関する共同研究を実施した。 具体的には、以下の研究、並びに成果発表を行った。 文献研究・調査 (1)昨年度に収集したキリスト教機関紙掲載の死亡報告・葬儀に関する記事の整理・分析 (2)東北地方各地における公営墓地設置経緯に関する調査 (3)日本の近現代におけるキリスト教史の整理 (4)昨年度実施したアンケート調査「キリスト教会の墓地と<死者の記念行事>に関する調査」の結果に基づき、対象教会において実地調査を実施 成果発表 (1)「日本におけるキリスト教の民間受容-信徒と死者との関わりを手がかりに-」(東北民俗の会・4月例会) (2)「東北地方におけるキリスト教会の墓事情-アンケート集計結果より」(第47回印度学宗教学会/『東北民俗』第38輯) (3)「今日のキリスト教会における死者との関わり」(国際宗教研究所ニュースレター) (4)「日本人クリスチャンにみるキリスト教受容の諸相」([文化/批評]第9回研究会) (5)「家庭における祭祀の継承-特に墓・家庭祭壇に注目して-」(国際宗教学宗教史会議第19回世界大会)
|
Research Products
(2 results)