2006 Fiscal Year Annual Research Report
試験管ES細胞分化システムを用いたHOX関連白血病遺伝子の生物学機能の検討
Project/Area Number |
03J04770
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉田 愛 (幸谷 愛) 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(PD)
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Keywords | 腫瘍進化 / AID / miRNA |
Research Abstract |
難治性白血病・リンパ腫の関連遺伝子と考えられているHOX関連白血病遺伝子およびイムノグロブリンにおけるクラススウィッチ、体細胞突然変異のマスター遺伝子であるAID,および両遺伝子にかかわるmicro RNAの働きについて、発生分化、腫瘍進化といった観点より、包括的に解析することを本研究の目的としたが、昨年度は、EmucmycトランスジェニックマウスをAIDノックアウトマウスと交配することにより、AIDがBリンパ腫の発症、腫瘍進化に深く関わることを見出し、報告した。また、HOX関連遺伝子であるMLLが発症に関わる白血病、MLL-AF4急性リンパ性白血病においてmicro RNAのひとつであるmiR-128bが治療に対する感受性を制御することを、米国ホワイトヘッド研究所Dr.Lodishの協力のもと発見し、平成19年度日本血液学会総会で発表予定である。
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