2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03J05502
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
隅田 土詞 京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 素粒子実験 / K中間子 / 稀崩壊 / CP対称性の破れ |
Research Abstract |
高エネルギー加速器研究機構において、E391a実験(世界で初となるK中間子の稀崩壊モードK_L→π^0vv^^-の分岐比測定を主な目的とした実験)の2回目のデータ収集を2005年の1月から4月まで行った。その後、取得されたデータの約12%を用いて解析を行い、1回目の実験からデータの質が大きく改善が改善されたことを示し、この崩壊崩壊モードにおいて世界最高感度となる結果を出した。現在はさらに全データについての詳細な解析を進めている。 また、アメリカ合衆国BNL研究所で2008年に開始予定であったのKOPIO実験(同じくK_L→π^0vv^^-の分岐比測定を目的とした実験)のために開発されていた中性ビーム中に置かれる光子検出器について、将来東海村のJ-Parcで行われるK中間子実験に対してその高い検出能力を応用する可能性を検討し、実験感度等の研究を行なった。
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Research Products
(2 results)