2004 Fiscal Year Annual Research Report
ウズベキスタンにおける慣習経済の分析と貧困問題への適用に関する研究
Project/Area Number |
03J11537
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
樋渡 雅人 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 開発経済 / 地域研究 / ウズベキスタン |
Research Abstract |
2004年4月に国際関係論研究会第154回定例研究会において、前年度に調査したウズベキスタンのアンディジャン州のマハッラ(地域共同体)における回転型貯蓄信用講に関する発表を行った。5月初旬に、ウズベキスタンのタシケントの大統領アカデミー高等ビジネス学校において、ウズベキスタンのプライベート・トランスファーの分析に関する発表を行った。また、5月の渡航においては、調査地に赴き、不足データの収集と、9月の調査のための打ち合わせをした。 2004年9月のウズベキスタンにおける調査では、前年度、家計調査を行ったマハッラ(地域共同体)において、親族関係のデータを中心に収集した。近所に居住する親族同士のつながりは密接であり、この関係を見落として家計という単位のみ注目しても、生活水準等の有効な情報が得られないからである。調査は、10数世帯のインフォーマントに対して詳細なインタビューを行った上で、全世帯(500世帯弱)の親族関係のデータを体系的に収集した。また、マハッラの組織構造を検討するために、マハッラにおける有力者達の構成を調査した。 2004年10月に「ウズベキスタンの慣習経済-マハッラの共同体的機能の検討から」が、「アジア研究」に掲載された。2005年4月に、「ウズベキスタンのプライベート・トランスファー(私的資源移転)-社会保障機能の分析」が「アジア経済」に掲載された。
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Research Products
(2 results)