2003 Fiscal Year Annual Research Report
クロスメディア・データベースを活用した災害・環境リスクマネジメントシステムの構築
Project/Area Number |
03J50371
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
朴 英眞 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 特別研究員DC1
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Keywords | 災害 / 環境リスク / GIS / データベース / メタデータ / リレーショナル |
Research Abstract |
本研究は、多様で複雑な災害・環境リスクの問題に対して、自然現象の定量化に有効であるGIS(地理情報システム)を中心としたIT(情報通信技術)を駆使して、自然現象のメカニズムや発生要因の解明を可能にする災害・環境リスク情報のデータベース構築とそこで得られた情報を、人々が理解しやすい形で、迅速かつ的確に情報発信が可能な、3次元ビジュアル化手法等を用いた実践型の災害・環境リスク情報の公開・情報伝達システムの開発を行うことを目的としている。本年度では、全体像の中特に、データベースの基盤となるスキマーの設計と環境リスクに関するデータの収集とデジタル空間データベース構築を行った。 1.環境情報提供に関する実態調査 国際的な情報発信手法に最も適したメディアはインターネットであり、電話回線やその他の通信インフラがあれば世界中の何処へでも繋がることが可能である。そこで、現在のGISデータの情報発信媒体に対し、URL、国籍、概要、基本構成、検索、メタデータ、GIS、などの評価項目を設定し、調査・分析を行った。その結果、クロスメディア・データベース構築のシステムコンテンツの設定ができた。 2.GISを用いた空間情報共有データベースのスキマー設計 環境リスクに関するデータの収集を行い、データの格納、引き出し、閲覧といった要素を基準にGISを用いた情報発信での最適なシステムの設計を行った。空間データの格納はGIS(地理情報システム)のArcSDEとArcCatalogコネクションで、DBはOracle9.02を用い、データ相互の概念を取り入れた上データの連動性の向上を図った。また、情報発信ではArcIMSサーバの組み合わせでシステムを構成した。特に、情報発信においては国際的な情報提供の規格に準拠し、ArcIMSメタデータエキスプローラ機能を用いて、メタデータの作成を行った。
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