2003 Fiscal Year Annual Research Report
感性情報抽出のための計測手法、および、計測時の刺激となるコンテンツの開発
Project/Area Number |
03J52151
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
柿山 浩一郎 筑波大学, 芸術学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 感性 / 生理指標 / 胸郭運動 / 脈拍 / センサ / A / D変換 / 刺激 / インタラクティブコンテンツ |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画は、主に「1.胸郭運動に関する仮説検証実験」「2.A/D変換等の技術を実用レベルまで高める」「3.次ぎに注目すべき生理指標の調査・選定」の3つであった。 このうち「2」では、計画通り各種センサの購入を行い、回路構築技術の取得に努め、今後の研究におけるセンシングに各種センサがどのような方式で活用できるか、の検証を行った。また平行して、A/D変換ボードの借用を行い、今後の実験に十分に活用できることを確認できた為、来年度補助金での購入を決定した。 「3」では調査の結果、次に着目すべき生理指標を呼吸と同じレベルの抹消系であり、比較的計測しやすい「脈拍」に決定し、本科学研究費補助金の補助を受け、脈拍計測用センサの購入を行った。すでにこのセンサとA/D変換ボードの接続PCへの取込みシステムの構築が完成しており、現在このシステムを用いた実験装置の構築、実験刺激用のインタラクティブコンテンツの製作を行っている。一ヶ月以内に実験の実施が可能となる見込みである。 また、「1」に関しては、本科学研究費補助金の補助を受けることが決まった時点で、これまでの設備では質的にできなかった実験が可能となると見込み、既存の実験システムのプログラムの改定を行い、平行して、補助により新規導入したPC等での動作確認を行っている。なお、実験が被験者にかなりの負担を与えることが予想される為、前述の「脈拍」計測の実験と向時に行うことによる、効率的なデータ収集を行うこととした為、現状では実験の実施を見合わせている。(4月中旬に実施予定)
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Research Products
(1 results)