2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03J52171
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
長瀬 明日香 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 看護 / 看護効果 / 効果測定 / ツール / ツール開発 |
Research Abstract |
平成16年度は、身体志向性に関する日本型看護効果測定ツールの開発のために以下の事を行った。 (1)平成15年度に行った、文献検討の内容を踏まえ、修士課程における研究で収集したデータを再度見直し、身体志向性の概念がどのような要素で構成されているか再分析、再検討を行った。また、看護効果測定ツールの開発に向けて、QOL、ケアリング等の測定用具として作成されている既存のツールに関する書籍や文献をもとに、測定ツール(測定用具)の開発のプロセスについて情報を収集した。 (2)(1)の内容を基に、測定ツールの素案を作成した。作成にあたっては、専門家間会議等で意見交換を行った。 (3)(2)で作成した測定ツールの素案に対し、看護専門の知識を有しない人(研究のデータ収集機関に勤務する事務職員、研究者の知人)6名に回答してもらい、測定ツールの解答時間の測定(ツールの簡便性、利用可能性を調査)を行い、また、ツール中の文章の推敲について意見交換を行った。その上で、患者1名に対し、同様にツールに回答してもらい、解答時間の測定と、ツールの文章中にわかりにくい点がないかなど、意見を頂戴した。 (4)(3)の結果を基に、さらに専門家間会議を行い、ツールを見直し、測定ツールを改訂した。 (5)平成17年度に行う看護効果測定ツールの妥当性、信頼性の検証のために使用するデータを収集するために、内科の外来診療を行っている診療所において、高血圧、糖尿病、高脂血症などの慢性疾患を有する患者に対し、看護援助を行った。看護援助場面から得られるプロセスレコード並びに逐語録をデータとする。 (1)〜(6)の研究過程の内容は、学内の倫理審査委員会で承認を得た。
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