2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03J61545
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
寺井 洋平 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(PD)
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Keywords | hagoromo遺伝子 / 体表模様形成 / 小型魚類 / 選択的スプライシング |
Research Abstract |
hagoromoはゼブラフィッシュのストライプパターン変異体から単離された遺伝子であり、体表模様形成に重要な働きがあると考えられている。これまでの本研究から、熱帯に生息するメダカを含め体表模様が多様な魚類において選択的スプライシングにより、多くの種類のmRNAが生成されることが明らかとなっていた。しかし、それらmRNAから翻訳されるタンパク質の種類やその局在は未知である。そこで本年度は、hagoromo mRNAから生成することが予想されるタンパクが生体内のどの組織にどれくらいの量が局在しているかを明らかにし、その機能を解析することを目的とし研究を行った。 タンパク質の検出方法としてHagoromoタンパク質の抗体を作製することを試みた。抗体の作製には目的タンパク質を大量に発現、精製しウサギなどに免疫を行う必要がある。そこで始めにHagoromoタンパク質の大腸菌での大量発現を行った。このタンパク質はユビキチン系のE3複合体内のF-box WD40と相同性を持ちF-box domainとWD40 repeat domainからなると予想される。全長hagoromo cDNAからの発現では多種の条件を検討しても目的タンパク質を発現できなかった。しかしWD40 repeat domainのみでは発現に成功した。発現したHagoromoタンパク質は封入体を形成したために、Guanidineで可溶化させ精製を行い、その後透析により徐々にGuanidineを除去し、refoldingさせた。今後、このタンパク質の抗体を作製しHagoromoタンパク質の局在を検出する予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] A Second Generation Genetic Linkage Map of Tilapia (Oreochromis spp.)2005
Author(s)
Lee, B., Lee, W., Streelman, J.T., Carleton, K.L., Howe, A.E., Hulata, G., Slettan, A., Sternl, J.E., Terai, Y., Kocher, T.
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Journal Title
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[Journal Article] Parallelism of amino acid changes at the RH1 affecting spectral sensitivity among deep-water cichlids from Lakes Tanganyika and Malawi2005
Author(s)
Sugawara, T., Terai, Y., Imai, H., Turner, G.F., Koblmuller, S., Sturmbatter, S., Shichida, S., Okada, N.
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Journal Title
Proc.Natl.Acad.Sci.USA. (In press)
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