1993 Fiscal Year Annual Research Report
アラビア湾(ペルシャ湾)海域における原油流出の影響に関する総合研究
Project/Area Number |
04041047
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Research Institution | 東京水産大学 |
Principal Investigator |
大槻 晃 東京水産大学, 水産学部, 教授 (30101041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白井 隆明 東京水産大学, 水産学部, 助手 (90206269)
荒川 久幸 東京水産大学, 水産学部, 助手 (40242325)
吉田 次郎 東京水産大学, 水産学部, 助手 (30174931)
橋本 伸哉 東京水産大学, 水産学部, 助手 (10228413)
石丸 隆 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (90114371)
佐藤 博雄 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (60114914)
和田 俊 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (00089830)
松山 優治 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (00092594)
前田 勝 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (40017083)
藤田 清 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (80017053)
森永 勤 東京水産大学, 水産学部, 教授 (90088196)
兼廣 春之 東京水産大学, 水産学部, 教授 (80134857)
鎌谷 明善 東京水産大学, 水産学部, 教授 (30017032)
村野 正昭 東京水産大学, 水産学部, 教授 (90013565)
多紀 保彦 東京水産大学, 水産学部, 教授 (30072614)
平野 敏行 東京水産大学, 水産学部, 教授 (60017043)
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Keywords | アラビア湾 / ペルシャ湾 / 原油流出 / 海洋汚染 / 原油汚染 / 石油汚染 / 生態系影響 / 湾岸戦争 |
Research Abstract |
本研究はROPME-IOCの要請に答えるものとして計画された。本年度の主目的は、調査海域を更に広げて昨年と同様な観測を行うと共に、ROPME側から要望のあったホルムズ海峡における流向・流速の係留観測を試みること、又流出原油の一部が浅い海底に沈降しているかどうかを水中カメラで確認することであった。 本研究グループは、研究練習船「海鷹丸」を利用する海域調査班(研究者6名、研究協力者9名)と車で海岸を調査する陸域調査班(研究者4名)とに分かれて行動した。 陸域調査班は、8月23日成田を出発し、先ずバハレーン、更にサウジアラビアのアルジュベールから海岸に沿って北西に車を利用して調査を続け、クエ-トで9月4日調査を終了し、9月6日に帰国した。各地点で原油汚染・被害の聞き取り調査、研究試料・魚類試料の収集、水産物の流通・利用の調査を行った。 海域調査班は、11月15日に遠洋航海に出発する「海鷹丸」に調査研究器材を積載し、アラブ首長国連邦ドバイ港で乗船すべく12月11日成田を出発した。12月14日ROPME側研究者15名(クエ-ト6名、サウジアラビア8名、アラブ首長国連邦1名)をドバイで乗船させ、12月15日調査を開始した。先ず、ホルムズ海峡に向かい、海峡の内側に流速計1台、海峡の外側に更に3台の流速計を3層に係留して、アラビア湾中部海域に向った。カタール沖をからサウジアラビア・アルジュベール沖までの5断面19地点の調査を行い、12月25日予定より1日早くバハレーン・サルマン港に入港しROPME側研究者全員、日本側研究者13名は下船した。残り2名は係留した流速計を回収すべく航海を継続した。日本研究者は、香港経由で12月31日帰国した。
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