1992 Fiscal Year Annual Research Report
中国大陸東北部における雪氷災害特性とその防止策に関する共同研究
Project/Area Number |
04045055
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 和秀 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (80113398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 喜栄 黒龍江水利専科学校, 副教授
趙 玉友 黒龍江水利専科学校, 副教授
李 山 黒龍江水利専科学校, 副教授
ぱん 国良 黒龍江水利専科学校, 副教授
山口 肇 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (00042747)
佐藤 國雄 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (70042778)
荒木 信夫 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助手 (30193072)
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Keywords | 雪氷災害 / 大陸性地ふぶき / 涎流氷 / 酸性雪 / 凍上・凍害 |
Research Abstract |
中国黒龍江省北部の雪氷災害の特性を解明するため冬期前3名,冬期3名が現地を訪れ,中国研究者と共同調査観測を行った。また中国より2名を日本へ招へいし日本の研究施設を見学してもらい,得られたデータの解析方法と今後の調査方法について検討を行った。 〔冬期前〕 ・夢北県宝泉領農場に無人気象観測装置を設置し記録を開始した。これは地吹雪および吹き溜り量の発生と規模の把握,涎流氷の形成機構の条件,凍上・凍害による道路や橋の破損条件などを解析するための基本データを得るためである。 ・各地の気象データ収集の可能性を調査した。20〜30年間のデータが存在する地域もあるが,その入手方法は検討を要する。 ・冬期の地吹雪観測地点,涎流氷観測地点,積雪調査ルートの候補地選定の現地予備調査を行った。 〔冬期〕 ・秋,設置した無人気象観測要置よりデータの回収を行い,現在解析中である。ひき続きデータ収録を継続している。 ・10日間の日程で延べ2300Km距離の道路を車で踏査し積雪調査を実施した。積雪量は少なく0〜30cm程度であった。 ・上記のルート上で積雪の採取を行った。また降雪の採取を中国側が実施した。酸性雪に関連した化学分析を現在行っている。 ・涎流氷の分布と構造調査を実施し,涎流氷は3種類位に分類できた。今後,地下水との関連について調査観測が必要である。 ・道路および橋などの凍上・凍害の調査を行い,分類解析中である。 今後,風洞実験の有効性およびリモートセンシングの衛星データの利用について日中で検討する。また酸性雨(雪)調査は日本中国双方が採取し観測することになった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 佐藤 和秀: "中国大陸東北部の気象条件" 長岡高専 研究紀要.
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[Publications] 佐藤 和秀: "中国大陸東北部の積雪特性" 長岡高専 研究紀要.
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[Publications] 佐藤 和秀: "中国大陸東北部の酸性雪" 長岡高専 研究紀要.
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[Publications] 山口 肇: "中国大陸東北部の気候変動" 長岡高専 研究紀要.
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[Publications] 佐藤 國雄: "中国大陸東北部の橋梁の凍上災害" 長岡高専 研究紀要.
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[Publications] 荒木 信夫: "中国大陸東北部凍土地帯のメタン濃度" 長岡高専 研究紀要.