1992 Fiscal Year Annual Research Report
大日本帝国議会議員の社会的構成とその変化に関する歴史社会学的研究
Project/Area Number |
04451046
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
青木 康容 同志社大学, 文学部, 教授 (40104616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中道 実 同志社大学, 文学部, 教授 (40067690)
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Keywords | 国会議員 / 経歴 / 歴史社会学 |
Research Abstract |
本研究は明治憲法下の帝国議会における衆議院議員の社会的構成とその変化を実証的に明らかにすることを通じて、戦前期日本政治の政策過程に関する歴史社会学的研究を試みようとするものである。 1992年度の作業は当初第14、17、19、20回の総選挙に関してのみの当選議員の個人カードを作成することを考えていたが、作業効率の上から見て、第1回総選挙から戦後初めての総選挙で戦前の選挙制度にもとずいた第22回(1946年)までのすべての個人カードを作成した方が良いと判断した。すなわち大日本帝国憲法下の衆議院議員すべての個人カードを作るという膨大な作業が行われた。 戦前発行された人名録の類いで本研究に役立ちかつ入手し得る資料はそう多くはなかった。各選挙回ごとの当選議員の経歴を調べるのには『人事興信録』が参考になったが、すべての戦前議員の個人カードをつくるにはまづ近年刊行された『議会制度百年史』(1990)の第6巻「衆議院議員名鑑」が役立った。これに加えて『衆議院議員略歴』(1932)と『翼賛議員銘鑑』(1947)を用いた。以上の文献の他に議員名の読み方を調べるのに参考になったのが『歴代国会議員経歴要覧』(1990)であったが、しかしなおこれも十分ではなく、議員名の読み方には難渋している。いづれの文献を用いてもまづ読み方が分からなければ分類どころか探しようがないのである。各選挙回毎の当選者氏名の確認は『衆議院議員名鑑』(1977)によったが、これに記載されていながら上記文献には見当たらない氏名、上記『要覧』に記載があるが他文献には無いもの、文献間で当選議員の選挙区がまちまちであったりして諸々の困難が絶えない。 今後の個人カード作りは各選挙回ごとのファイルをつくる作業に入るが、使用される文献『人事興信録』と『明治大正昭和人名辞典』。これらによって衆議院議員の経歴を確認して行く。
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