1994 Fiscal Year Annual Research Report
動的メディアの援用による階層学習形CAIシステムの開発
Project/Area Number |
04452332
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
倉重 龍一郎 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (60002862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
棚田 一郎 室蘭工業大学, 工学部, 助手 (60002911)
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Keywords | 動的メディア / 階層学習形CAI / 誤答要因指摘システム / 動的メディア制作 / ホスクル |
Research Abstract |
動的メディアの援用による階層学習形CAIシステムの開発の3カ年計画の最終年にあたり、本年度では、システムの改良とこのシステムが利用する動的メディアの作成法について検討を加えると同時に動的メディアの作成を行った。動的メディアの教材については予算と時間とマンパワーが必要である。他のメディアあるいは各種のコンピュータのハードウエアやソフトウエア等と同じく、動的メディアが随時更新を必要とすると云う前提で作成しておく必要がある。本研究では特にその点を配慮して、更新が極めて容易、しかもあまりマンパワーのかからず、さらに出来上がった教材が綺麗で、学習者が気持ち良く学習出来るような動的メディア教材作成システムを構築した。即ち、二面バッファ(フォーグランド、バックグランド)を有するイメージワークステーション(以下IWSと称する)を利用する方法である。例えば、数式等をバックグランドに表示した後、これから表示しようとする数式以外のものはバックグランドと全く同じにしたフォーグランドをバックグランドに被せる。次に教師が講義のスピードに合わせてスタイラスペンで数式の位置をなぞることにより、隠れていた数式が次々と現れてくる。 これによって、教師がチョークを使って黒板に書くリズムで、表示される画像はシャドウをつけて、しかもアンチエリアス処理された完全な動的画像が得られる。これをビデオレコーダに録画して編集することにより目的の動的メディア教材が得られる。この様に、動的メディア教材が更新を余儀なくされた時に、その変更箇所のみをIWSを利用して作成し、後は今までの動的メディア教材のマスターテープを利用して編集することにより、容易に目的の更新テープが作成可能となった。
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