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1993 Fiscal Year Annual Research Report

質問票調査における微小環境調整効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04454226
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

豊川 裕之  東邦大学, 医学部・公衆衛生学, 教授 (70010006)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梶山 祥子  東邦大学, 医療短期大学, 教授 (10152654)
西川 浩昭  東邦大学, 医学部・公衆衛生学, 助手 (30208160)
熊倉 伸宏  東邦大学, 医学部・公衆衛生学, 助教授 (60134524)
Keywords微小環境調整効果 / 音刺激 / 質問票調査 / THI / YG性格検査
Research Abstract

本年度は、初年度の研究結果を踏まえて、音刺激と質問紙テストの種類を絞り込み、質問調査における音刺激の微小環境調整効果をより詳細に調査した。
実験は、被検者64名に対して、2種類の質問票調査(YG性格検査、THI)をヘツドフォンを装着して、1)音刺激負荷なし(Control),2)音楽(鎮静的音楽)負荷、3)ホワイトノイズ(以下WNとする)負荷の環境下で、2週間の実験間隔をおいて計4回施行した。なお、被検者は無作為に2群(各群32名)に編成し、各群に対して、Control→音楽→WN→Control、Control→WN→音楽→Controlを実施し、THIにおける撹乱因子としての繰り返しの影響についても検討した。また、実験時の被検者の健康状態についてのアンケート調査を行い、結果の考察に用いた。ここから得た知見を以下に示す。
1.THIにおいて、4回目に施行したControlが同一環境(音刺激負荷無し)で1回目に施行したControlに比べ尺度得点が有意に近い傾向がみられた。このことから前年度に問題点としてあげられた実験の繰り返し施行の影響が、撹乱因子として存在することが示唆された。
2.THIにおいて、多くの尺度でWN負荷環境下の得点が音楽負荷環境下の得点に比較して高い傾向が見られた。このことから、環境要因としての音楽とWNの尺度得点への影響は、特異的であることが示唆された。
3.調査時の被検者の健康状態は、実験日によって大きな変動は見られなかったため、上記結果は、環境要因の効果と考えられた。
4.YG性格検査については、現在分析中である。
この結果から、意図的に種類の異なる音刺激を負荷して環境調整を行なうことにより、質問票調査の回答が特異的に変動する可能性があることが示唆された。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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