1992 Fiscal Year Annual Research Report
化学II「化学の歴史的実験例の研究」の教材化・データベース化
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04558038
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹内 敬人 東京大学, 教養学部, 教授 (80012384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 伸 東京大学, 教養学部, 助手 (20182818)
小川 桂一郎 東京大学, 教養学部, 助教授 (50114426)
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Keywords | 高校化学II / 課題研究 / 化学史 / 食塩(しお) |
Research Abstract |
平成4年度は、高校教師ないし高校教師経験者で、化学史に感心と造詣が深い5人を選び、本研究遂行のためのワーキンググルーブ(WG)をつくった。WGのメンバーは以下の通り。 林良重(元富山大)、黒杭清治(都三田高)、小林伸(都鷲宮高)、丸石照機(千葉県八千代高)、岡真澄(都国際高) 本年度は、製作すべきデータベース(資料)の性格について十分議論した。月1回の割で会合して議論を重ねた。メンバーは事前に十分の準備を重ねて会に望んだため、十分の審議が出来た。 結論として、単にありふれた本の内容をつまみ食いしたようなものではなく、生徒に新しい視点を与えるようなものを提供することにした。具体的には、適当なテーマを選定し、それに関する資料を可能な限り集め、同時にそれを駆使すれば実現可能な課題研究のセットをつくることとした。 平成4年度には、試験的な試行とした「食塩」という大テーマに関する資料を集め、課題研究セットを試作することにした。 予備的な研究の成果を日本化学会第64秋季年会に発表した。なお、これは日本化学会広報委員会によって、「年会ハイライト」の一つに選ばれたが、これは、本テーマが化学教育関係者に大いに期待されていることを物語る。
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