1993 Fiscal Year Annual Research Report
超イオン導電体小試料の共鳴型超音波スペクトロスコピー
Project/Area Number |
04640345
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
金城 辰夫 徳島大学, 工学部, 教授 (50035606)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸本 豊 徳島大学, 工学部, 助手 (80201458)
道廣 嘉隆 徳島大学, 工学部, 講師 (00174061)
大野 隆 徳島大学, 工学部, 助教授 (70035640)
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Keywords | 超イオン導電体 / 超音波測定 / イオン拡散 / 相転移 |
Research Abstract |
今年度の研究概要は次の通りである。 1.GPIB制御によるパソコンと機器間のインターフェイスが完了し、共鳴スペクトルの自動測定及び内部摩擦評価のための信号幅の測定ができるようになった。その際、試料の固有振動と振動子を含むヘッド部の複合共振によるダミー信号を区別する工夫としてQ値の低いセラミック系の振動子(PZT)を用いて改良をはかった。 2.等方体球状試料について運動方程式を解析的に解き、ねじれ振動(Tモード)及び伸縮振動(Sモード)に対するスペクトルを得た。参照試料としてセラミックベアリング(SiN)に対して測定を行い、計算値と比較してラメの定数を決定した。 3.結晶体解析については、作製したセシウム鉛ハライドについて測定準備をすすめたが、試料が脆弱なため成形が難しく測定に至らなかった。ただ、併せて行なったNMRによって、同試料のイオン運動についての知見が得られたので論文として公表した。 4.等方体球状試料については測定システムが整ったので、今後例えば電池材料として注目されているイオン伝導ガラスの試料について測定を試みたい。結晶体では、CsPbX_3をはじめLiNaSO_4や銀ハライド等、NMR測定ですでに知見を得ている試料に対して、測定解析をすすめていきたい。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] T.Kanashiro,T.Ohno,Y.Kishimoto,Y.Michihiro,A.Kojima,Y.Noda: "NMR Study of Ionic Conduction in the Perovskite-Type Halides" Proc.of XII Inter.Conf.on Defects in Insulating Materials. 2. 985-987 (1992)