1992 Fiscal Year Annual Research Report
回転,位置ずれ,拡大縮小を受けた文字を認識するニューラルネットワーク
Project/Area Number |
04650332
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
須崎 健一 福岡工業大学, 工学部・情報工学科, 助教授 (40148903)
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Keywords | ニューラルネットワーク / 回転,位置ずれ,拡大縮小 / 学習・並びに認識 / パターン認識 / 複写学習モデル / パターン回転モデル / 回転マトリックス / パターン作成 |
Research Abstract |
回転,位置ずれを受けた文字パターンを認識するニューラルネットワークモデルは,いくつか実現されているが,ネット規模が大きく,学習並びに認識時間も多大などの問題が多い。このような問題を克服するようなニューラルネットワークモデルを考案した。 本研究では,従来モデルとは全く異なる新しい学習法を導入した複写学習モデルとパターン回転モデルの二つを提案した。この二つのモデルは,従来モデルの全ての欠点を克服したもので,性能的に優れたニューラルネットワークであることを示し,二編の論文として評価を受けた。現在のところ,二つのモデルとも,90度ごとの回転と位置ずれに対しては,良好な結果が得られているが,実用化を考慮すれば,任意に回転したパターンの認識が不可欠である。そこで,新たに回転マトリックスをモデルに導入し,機能を拡張した。基礎実験の結果,二つのモデルとも,任意に回転したパターンも認識ができることがわかった。また,任意の回転パターンも自動生成できるニューラルネットワークモデルも実現しており,パターン作成の手間が大幅に削減化できることも確かめた。これらの成果は,学会発表回編として報告した。 来年度は,今年度の研究成果を基に,拡大縮小の変換を受けたパターンも認識できる新しいニューラルネットモデルを検討する予定である。このモデルについても,提案モデルを拡張すれば,十分に認識できるものと考えられ,申請時の研究計画通りに遂行可能と思われる。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 須崎 健一 荒屋 真二 中村 良三: "ニューラルネットワークによる回転パターンの学習認識" 電気学会論文誌C. 112-C 9. 561-567 (1992)
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[Publications] K.Suzaki S.araya R.Nakamura: "Three-layer Neural Network Models for Rotated Patterns Recognition" Proceedings of the IFIP 12th World Computer Congress. 1. 667-673 (1992)
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[Publications] 須崎 健一 荒屋 真二: "位置ずれ回転パターンを認識するニューラルネットワーク" 福岡工業大学言語情報工学研究所彙報. 3. 45-52 (1992)
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[Publications] 須崎 健一 荒屋 真二 中村 良三: "ニューラルネットワークにおける回転パターンの角度に対する認識特性" 電気関係学会,九州支部連合会大会論文集. No.1115. 643- (1992)
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[Publications] 須崎 健一 荒屋 真二 中村 良三: "任意の回転パターンを学習認識するニューラルネットワーク" 電気関係学会,九州支部連合会大会論文集. No.1116. 644- (1992)
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[Publications] 須崎 健一 荒屋 真二 中村 良三: "任意の回転したパターンを認識するニューラルネットワーク" 情報処理学会九州支部研究会報告. 7. 107-112 (1993)