1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04660297
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Research Institution | Kyushu Tokai University |
Principal Investigator |
阿部 恒夫 九州東海大学, 農学部, 教授 (00184218)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝田 猛 九州東海大学, 農学部, 助教授 (30140958)
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Keywords | 補体 / 遺伝的多型 / イムノーブロッティング / 家畜 |
Research Abstract |
1.豚のC4多型について アガローズゲル電気泳動法と抗ヒトC4を用いた免疫プロティングにより、6品種258頭の豚血清の補体第4成分(C4)の遺伝的多型を検出した。家系分析の結果、豚C4多型は常染色体上の4つの共優性対立遺伝子、C4^A、C4^B、C4^CおよびC4^Dにより支配されていることを明らかにした。欧米系豚と中国系豚で顕著な差が認められた。この成績は、Journal of Animal Ceneticsに公表した。 2.牛のC6多型について 昨年度はあか牛について調べたが、本年度は黒毛和種について調べた。家系分析から牛C6型は2つの共優性対立遺伝子、C6^AとC6^Bにより支配されていることを明らかにした。 3.メン羊のC6多型について サフォーク種65頭を調べた結果、メン羊のC6型は牛と同様に2つの対立遺伝子に支配されていた。 4.馬のC6多型について 6品種91頭について調べた結果、馬C6型は4つの対立遺伝子、C6^A,C6^B,C6^CとC6^Dにより支配され、それらの遺伝子頻度は軽種馬、重種馬、在来馬で著しく異なっていた。 5.犬のC6多型について 日本犬12品種611頭について調べた結果、これまでに12の表現型が観察され、6つの対立遺伝子により支配されているものと考えられた。この成績は、24回国際動物遺伝学会に発表の予定である。
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Research Products
(1 results)